テクノロジ系

メモリの種類 〜アクセス方式・読み書き特性〜

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さて、記憶階層の考え方も理解したところで、記憶機能についてもう少し解説していくよ。ここは紛らわしい表現の多い領域だから、正しく理解していこう。

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嫌な予感がするよ!

メモリの種類

「メモリ」とは

「メモリ」とは、コンピュータの五大機能の一つである記憶機能を持つ装置、つまり記憶装置のことを指します。

メモリ=記憶装置

記憶装置は、「データは保持できないが速度の速い主記憶装置」と「速度は遅いがデータを保持できる補助記憶装置」に大別されます。

広い意味では、主記憶装置も補助記憶装置も「メモリ」です。ですが、主記憶装置(メインメモリ)は「メモリ」、補助記憶装置は「ストレージ(保存領域)」という表現が一般的です。

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紛らわしいよ!

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「メインメモリ=メモリ」という表現が一般的、という事実を頭に入れておくことが大切だよ。

「RAM」と「SAM」の違い(アクセス方式)

「RAM」は「Random Access Memory」の略で、日本語では「ラム」と読むのが一般的です。

「RAM」の正しい意味は、「ランダムな位置にアクセスできるメモリ」です。これの反対が「SAM」で、「Sequential Access Memory」の略です。「SAM」はあまり見かけない用語ですが、日本語で読むなら「サム」でしょう。意味としては「シーケンシャル(連続的)にアクセスするメモリ」です。

「RAM」の代表例はメインメモリです。データの物理的な記録位置にかかわらず、目的のデータに直接アクセスできるメモリです。物理的な制約を受けないため、データに到達するまでの速度が高速です。

対する「SAM」の代表例はCDやテープなどです。目的のデータが記録されている物理的な位置まで、先頭から順にアクセスしていく必要があるメモリです。物理的な制約を受けるため、データに到達するまでの速度は低速です。

RAMとSAMのアクセス方式

上述したとおり、「RAM」と「SAM」はいずれも「メモリのアクセス方式」による分類名です。厳密には、特定のメモリを指した言葉ではありません。ですが、一般的には「RAM=メインメモリ」の意味で使われます。

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やめてほしいよ!

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これも本来の意味を理解したうえで、一般的には「RAM=メインメモリ」の意味で使われるという事実を頭に入れておくことが大切だよ。

「ROM」と「RWM」の違い(読み書き特性)

「ROM」は「Read Only Memory」の略で、日本語では「ロム」と読むのが一般的です。

「ROM」の意味は、「(原則として)読み取り専用のメモリ」です。あらかじめ特殊な方法でデータが記録されており、通常の方法ではデータを読み込むことしかできないメモリです。

これとは異なり、「読み書きの両方ができるメモリ」が「RWM」で、「Read Write Memory」の略です。「RWM」は用語としてはほとんど見かけません。

ROMとRWMの読み書き特性

「ROM」と「RWM」は、いずれも「メモリの読み書き特性」による分類名です。こちらも特定のメモリを指した言葉ではありません。

ですが、「基本的には読み取り専用メモリだが、ある特定の条件下では書き込みができるROM」が登場したことにより、「ROM」の定義はやや曖昧になっています。現在は、主に「読み取り専用メモリ」「RAMの対義語としてのROM」、または「ストレージ(保存領域)を意味するROM」のいずれかの意味で使われます。

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わけがわからないよ!

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これも本来の意味を理解したうえで、「ROM=RAMの対義語」や「ROM=ストレージ」という表現が存在するという事実を頭に入れておくことが大切だよ。

まとめ

アクセス方式と読み書き特性に着目したメモリの種類は以下のとおり。

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わけがわからないけど、なんとなく分かったよ!

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合格!